おおば ようぞう 【大庭叶藏】:
「“死のうと思っていた。ことしの正月、よそから着物を一反もらった。お年玉としてである。着物の布地は麻であった。鼠色のこまかい縞目が織りこめられていた。これは夏に着る着物であろう。夏まで生きていようと思った。”」
『我本想这个冬日就去死的。可是,正月里有人送了我一套鼠灰色细条纹的麻质和服作为新年礼物,是适合夏天穿的和服,那我还是先活到夏天吧。』
生まれて、すみません——おおば ようぞう(大庭叶藏)
“小舟从此逝,江海寄余生”
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